英語学習で記憶術は利用するな

実は私は中学生の頃に、お小遣いを使って怪しげな記憶術の本を買いました。
しかし、高校の倫理のテスト対策でしか記憶術を使ったことがありません。ちなみにその時は、筆記問題1つが三角だっただけで、95点をマークしてはじめて学年一番になりました。しかし、倫理は中間テスト1回とかしかなかったみたいで、栄光は長く続かずです。

ともかく、私はある程度記憶術をマスターしていると言えるかもしれません。
しかし、英語には使ったことがないのです。というか、その倫理のテストの1回しか使っていません。いや、フリーター時代に、お客が注文したコースのオーダーを覚えるのに使ってましたね。

いずれにせよ、記憶術を自由自在に使いこなすには、それなりに修行が必要なのです。しかもその訓練は、本気でやると結構長くかかるようです。
バスケットボール選手になるのに、背を高くする訓練ばかりして、ボールを触らないのは意味が
ありません。
だから、皆さんにも記憶術はお勧めしません。

私の単語の覚え方は、いわゆる語呂合わせではありません。

受験勉強の時なら、問題を解いて答えあわせの時に間違ったものをメモして文章ごと覚えるよう
にします。
本を読んでいる時は、何度も出てくる新しい単語だけ途中で調べます。その後も何度も出てくる
ことが多いからです。

これはどういうことかというと、教授法的な用語を使うと過負荷学習というものにあたります。
一見不必要なほどの情報を一緒に読んでおくと、記憶に残りやすいというものです。

私が「バイリンガル」を覚えた状況を思い出してください。
電車の広告から、意味も定かではない状態で覚えて実際に使ったわけです。無理して覚えるよりも、何か自分の行動に結びついて覚えたものは忘れにくいのです。
私が当サイトで紹介している基本例文を選ぶときに心がけたのは、成果を出しやすいということです。
だから、基本例文を丸ごと覚えてくださいと言いました。本当は解説さえなくても構わないと思っていたくらいです。

実際は解説があると過負荷学習になるのですが、例文自体が英語の頻出パターンの過負荷学習を兼ねているので、私の浪人時代にも効果があったわけです。

ここで言いたいのは、何かをするための準備に時間をかけるのはやめてくださいということで
す。
例えば、TOEIC を受けるために専門の単語集を覚えるよりも、TOEIC の問題集などを全部解
答して、間違ったところを全部暗記する方が効率がいいのです。

私に1年教わった生徒の合格率が高いのは、この一見無理に思えるような勉強法を実際にやら
されるからです。
常に実践練習をしながら単語も覚えれば、試験直前には試験時間の感覚まで覚えているような状態になれるのです。ボクシング選手が、3分の試合時間と1分のブレイクを身体で覚えているの
と一緒です。

話が少しずれました。単語の覚え方に戻しましょう。
ただ、どうしても時間がない場合があると思います。そういう時は無理にでも覚えるしかありません。
中途半端な記憶術に頼ると、思い出せない危険性があります。そこで、自然に思い出せるようになるまで、単語帳を何度も見返すのです。言葉を声に出して、発音からアクセントまで、そこに
書かれた例文を読みながら覚えます。

そして肝心なのがテストです。

あなたは使っている単語集のうち、何語覚えているか言えますか?
もし、言えないのなら、基本例文を覚えたように定期的にテストしてください。そうするとあなたの単語集には、テストの回数や間違った回数の印がついているようになります。試験直前には、その間違った印を中心にチェックすればいいのです。

そして、あまりお勧めはしたくないのですが、語呂合わせでも何でも使ってください。目的が点を取るためなら、違法でなければ何をしても構わないというのが私の見解です。

私の教える方法はシンプルすぎて、あまり効果がないように思う人も多いようです。
しかし、私の指導から「この実践でマスターする」方法を抜いてしまったら、きっと家庭教師を
廃業しなくてはならないでしょう。


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